2020年上半期の振り返り(2)

2020年の振り返ってみる企画、第2回目です。
今回の検証は

【そして「大勢優先」という世の中】

このようになると予測した件です。
もうこれは、詳しく説明する必要もないかと思います。
このご時世、世の中の話題は「コロナ禍」一色ですね。
毎日繰り返される「今日の感染者数報道」や「夜の街話題」。そして「コロナは非常に危険である」といった極端、かつ偏った報道。過度な自粛や、感染者に対する偏見、攻撃…。地域越え異動者に対するハラスメント。「旅行も里帰りも許さない!」といった新たな社会風潮。各地を旅することはもちろん「お祭りや、神社仏閣のお参り、墓参りやお葬式まで「三密」を理由に極端に制限する」…などなど、異様な世の中となっています。高校野球も運動会もライブも中止、おそらくこのままでは初詣なども神社仏閣封鎖となり、それらも出来なくなるのではないでしょうか…。

この状況が良いか悪いかは別として、いずれにしても「今日の状況は『大勢(たいせい)』が作り出している状況である」のです。違う表現をすれば「この状況は強力な少数のリーダーシップが形成しているものではない」ということなのです。
世の中、多くの人が「コロナは命に関わる危険な感染症だ!」とか「感染させないことが社会活動よりも重要だ」とか「感染リスクがあるなら営業中止は当然だ!」といった流れになっているということなのです。
多くは「煽り報道」「フェイクニュース」によって「影響された大衆」が引き起こしている現象です。
実際には「新型コロナウィルスは第2種感染症」ですから「第1種ほど危険ではありません」。
最近、新型コロナウィルスによる死者数は「1,000名を越えた」状況になっています。桁が一つ上がったことで世の中はTVも新聞もネットも大騒ぎになっています。一方、癌患者は年間約1,000,000例ほど診断され、およそ400,000人が亡くなっています。
このコロナ禍による経済損失は、観光業界だけでも3~5兆円、この社会全体でこの半年間に約60兆円という報道もあります。さらに政府の予備費が10兆円キープされていますから、さらなる経済損失を織り込んでいるわけです。
日本社会の場合「大勢」が、「新型コロナウイルスに感染させないこと自体が、経済活動よりも重要」との流れになっているので、このような動きになり、世の中が形成されているのです。

何が正しいか、どの方向に進めば良いかは「多くの方々が既に気がついている」といった状況だと思います。
それはどちらの方向もありえるでしょう。都市封鎖、外出自粛、イベント自粛、さらなる経済活動縮小、倒産件数が増えるより感染者数を減らすこと優先…。などの方向もありますし、従来の生活に戻す、経済活動再開、移動推奨、イベント再開、旅行も訪日外国人の受入れも再開、新型コロナってインフルの一種で風邪でしょ…などなど、こちらもあるでしょう。しかし「その中間」や「折衷案」というのは、なかなか難しいと思われます。組み合わせが多過ぎますし、主張がバラバラになるので「大勢が形成しづらい」からです。
個人、個人がどちらの考え方を持つにせよ、その判断が「現状の流れと違う(大勢、マジョリティではない)」といった場合、そのような声はかき消され、あるいはかき消されるだけにとどまらず「戦時中の非国民扱い」のようにバッシングを受け、攻撃される世の中になっている以上、うかつにものは言えません。相当な注意が必要です。

果たしてこの状態が良いのか悪いのか…。
私たちの社会はどのような方向に進んでいくのか…。
戦争期や高度成長期、紛争期、バブル期のように、コロナ期がどのような結果を招くのかは、いずれ歴史となった時に解明されるでしょう。

そうは言っても、この混乱期についても「みなさんそれぞれの幸運に向けて生活する」といった事が必要です。
今後の予測と、幸せに向けた生活、将来予測については、ひきつづきこちらでご紹介する予定です。

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